エクセルでフィルターがかからない場合の対処方法

エクセルでフィルターがかからない場合の対処方法

リスト内に空白の行や列がある場合

フィルターをかける表データの中に空白の行や列があると1つのデータとしてみられません。空白の行や列を埋めましょう。

作業時間:3分

複数のシートを選択している場合

上図では「Sheet1」と「Sheet2」が両方選択されている状態です。シートを複数選択している場合、「データ」タブの「フィルター」がグレーアウトしており非アクティブになっています。

フィルターがアクティブ化

選択されている複数のシートを解除するには、「Sheet1」を動くを押しながら【左クリック】します。「シート1」のみが選択されます。

「データ」タブの「フィルター」がアクティブになりました。

右クリックメニュー

複数選択されているシートを解除するには、「Sheet1」の上で【右クリック】して表示されたコンテキストメニューから【シートのグループ解除】を選択することでも可能です。

シートの保護が設定されている場合

フィルターがグレーアウト

シートも複数選択されていないのにフィルターがグレーアウトになっている場合、シートが保護されていないか確認しましょう。

シート保護を解除

①【校閲】タブ、②【シート保護の解除】の順に選択します。

フィルターがかけられる状態

【データ】タブに戻るとフィルターがアクティブになっています。

結合セルを含む場合

セル結合があるデータ

データの中に結合セルを含む場合、フィルターをかけると意図しない結果になる場合があります。上図のようにB列に結合したセルが3つあります。

フィルターの設定

①見出し横の【▼】ボタンを押します。(2)【(すべて選択)】、(3)【18日】の順に選択し、(4)【OK】ボタンを押します。

フィルターの結果

12月18日分としてC列は4つのセルがありましたが一番上の「バナナ」しか表示されていません。

セルを結合すると左上以外のセルはクリアされます。それゆえB7セルに入っている文字列に対応した行しか絞り込みされませんでした。

値の用意

セルが結合されているデータにフィルターをかけるには、結合されているセルを数式として貼り付けます。まず結合しているセルと同じ文字列や値を用意します。

コピー&ペースト

(1)【F3セル】を選択し、Ctrl キーを押します+Cでコピーします。(2)【B3セル】を選択します。

形式を選択して貼り付け

Ctrl キーを押します+代替+Vを押すと、「形式を選択して貼り付け」ダイアログボックスが表示されます。

(1)【数式】を選択し、(2)【OK】ボタンを押します。

フィルターをかける

①見出し横の【▼】ボタンを押します。(2)【(すべて選択)】、(3)【17日】の順に選択し、(4)【OK】ボタンを押します。

フィルターした結果

数式として貼り付けることでセルが結合していても対応した行を絞り込むことができました。

日付の形式が異なる場合

日付の形式が異なる例

フィルターを設定する際、日付の形式が異なると正しく絞り込みがされないことがあります。日付が入ったデータを用意しましょう。

フィルタの指定

①見出し横の【▼】ボタンを押します。②【日付フィルター】、③【指定の値に等しい】の順に選択します。

日付の指定

「オートフィルターオプション」ダイアログボックスが表示されます。①日付に『2019/12/17』と入力し、②【と等しい】を選択し、③【OK】ボタンを押します。

絞り込みした結果が表示されない

12月17日のリストは存在したにもかかわらず絞り込んだ結果、何も表示されませんでした。これはリストの日付の形式とオートフィルターで指定した日付の形式が異なるためです。

正しい日付の指定

「オートフィルターオプション」ダイアログボックスで『12月17日』と入力して絞り込んでみましょう。

日付を正しく指定した場合

日付の形式を変更した結果、12月17日のリストのみが表示されました。日付をフィルターする際、意図しない結果になる場合は日付の形式に注意しましょう。